おはようございます!
毎日ココアパウダーをヨーグルトに入れて食べている夢宮ひめりです
さて、この記事では美容に良いと評判の緑茶とココアを同時に取り扱います。
ココアと緑茶?全然違くない?
いいえ、実はとある成分が一緒なのです。
この記事ではココアと緑茶の内訳とその違いを比べます!
※ここで指す「ココア」とは純ココア(ピュアココア)のことです。
緑茶もココアもカテキン由来
カテキンだから緑茶?
と思った方、半分正解です!
緑茶 =エピガロカテキンガレート カカオポリフェノール=エピカテキン
緑茶の健康成分で有名なカテキン。
カカオポリフェノールにもエピカテキンというカテキンの一種が含まれているのです。
ココアのカテキンと緑茶のカテキンの違い
カテキンには「ガレート型カテキン」「遊離型カテキン」の2種類があります。
その内、緑茶のエピガロカテキンガレートはガレート型カテキン。
ココアのエピカテキンは遊離型カテキンとなります。
カカオポリフェノール
カカオポリフェノールの構成はエピカテキン、カテキン、そしてプロシアニジンからなっています。
カカオポリフェノールの中でも、体への吸収率が高いことが特徴のエピカテキンが最も大きい割合を占めています。
チョコレートやココア以外の食品にも含まれていますが、チョコやココアはエピカテキンの含有量が一番多いです。
プロシアニジンはエピカテキンの化合物、つまりエピカテキンが何個もくっついたものです。
なお、「カカオポリフェノール」という名称ではありますが、カテキンはフラボノイドです。
緑茶のカテキン
カテキンといえば緑茶のイメージが強いように、緑茶はカテキンの宝庫です。
大まかに分けると、緑茶にはエピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートの4種類のカテキンが含まれています。
緑茶の主要成分であるエピガロカテキンガレートは緑茶独自のカテキンのため、あらゆる食品・飲料の中で緑茶に一番多く含まれています。
茶カテキンという名前で有名です!
エピガロカテキンガレートの抽出には80℃加熱が必要とされており、約20℃以下の低温では抽出されにくいといわれています。
低温ではカテキンやカフェインの代わりにテアニンといううまみ成分が多く抽出されるので、苦くないお茶に。
強力な抗酸化作用が認められており、カフェインとの同時摂取で体脂肪や体重の減少において有用性があると確認されていますが、エピガロカテキンガレート単体での減量効果は認められていません。
けれど、緑茶として飲めばカフィンも一緒に摂ることになるので緑茶はダイエットに役立ちますね!
また、緑茶のカテキンとタンニンは同じものです。
それに加え、加熱処理を加えることで以下のように形が変わってしまうことが分かっています。
【加熱前】 エピカテキン | 【加熱後】 カテキン |
エピガロカテキン | ガロカテキン |
エピカテキンガレート | カテキンガレート |
エピガロカテキンガレート | ガロカテキンガレート |
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ココアと緑茶の違い
ここからは、ココアと緑茶の栄養について挙げていきます。
意外なことに、緑茶にもココアにもある共通点は豊富な食物繊維だったりします(両方とも主に不溶性の食物繊維)
ココアの魅力~栄養素~
※ここではココア特有の成分「カカオプロテイン」「テオブロミン」「リグニン」を除きます
ココアにあって緑茶にない成分は、ずばりミネラル。マグネシウムや銅、亜鉛などが含まれています。
特に、亜鉛によりチョコレートを毎日食べることでケガの治りを早めてくれる可能性があることが考えられています。
亜鉛含有量ランキングで1位は貝のカキですが、純ココア(ピュアココア)も18位となかなか高順位です。
カキを毎日食べることは難しいですが、ダークチョコレートやココアを飲むことなら習慣化できますね!
緑茶の魅力~栄養素~
緑茶の良いところはなんといっても熱に強いビタミンC。
他にもβカロテン(体内でレチノールなどのビタミンAになってくれる)やビタミンE、コエンザイムQ10(別名ビタミンQ)のような抗酸化成分が含まれています。
コエンザイムQ10は若々しさを保つために重要な成分ですが、食事から充分な量を摂取するのは難しい上に体への吸収率が非常に低いです。
βカロテンやコエンザイムQ10なども含めた緑茶の成分は7~8割脂溶性です。
油と同時に摂ることで吸収率が高まるということなので、茶葉の出がらしを使って料理を作ってみても良いですね!
緑茶の栄養は飲むと3割、茶葉も食べると7割を得られます。
ココアは陽性食品、緑茶は陰性食品
ココアは体を温め(陽性食品)、緑茶は冷やします(陰性食品)
実は、ココアは発酵食品なのです。
しかも、ココアは体の温度が上がってからのポカポカが長い時間続くことが分かっています。
また、季節関係なくココアを飲んでから運動すると柔軟力(長座体前屈)、バランス機能も持続します。
(緑茶と同じ茶葉でも発酵させてある紅茶は陽性食品です)
ココアと緑茶のカフェイン量
ココアは緑茶の1/10のカフェイン量です。
カフィン量がごくわずかなのに加えて、テオブロミンというココア独特の成分にリラックス効果があるのでココアを飲むときはカフィンを気にしないで良いでしょう。
赤ちゃんもフォローアップミルクを飲めるようになった頃(およそ9ヶ月を過ぎたあたり)から、耳かき一杯ほどのココアパウダーをフォローアップミルクに混ぜて摂取可能です。
ココアパウダーには食物繊維が多く含まれているので、様子を見ながら飲ませてあげましょう。
一方で、緑茶は品種によってカフェイン量が違います。その中でも玉露が圧倒的に多いです。
日常で飲むことが多い煎茶は紅茶より少しカフェインが少ないくらいとなります。
まとめ
カカオポリフェノールの正体はカテキン
覚醒効果があるのは緑茶、リラックス効果があるのはココア
ココアは体を温め、緑茶は冷やす
カフェインによって頭がスッキリするクールな緑茶と、テオブロミンの効果で安らぎを得られるホットなココア。
その特性や気分で、飲み分けていきたいですね。
緑茶にダイエット効果があるかもしれないと触れましたが、カカオとダイエットについてはこちらの記事で取り扱っています。
【50代男性でも痩せた】好きなものを食べられる食前ココアダイエット
【高カカオチョコでやせる】カカオポリフェノールはBMIには影響する?
Have a nice day……♡
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