おはようございます!
ワセリンと日焼け止めを混ぜて使うことがある夢宮ひめりです!
Tik Tokで海外の美容アカウントが次々と提唱していたスラギング。
ワンステップでお肌の水分ををしっかり閉じ込めてくれると謳われる一方、ワセリンを使うことに否定的な声も……。
そもそもワセリンってなんなの?
「夜にワセリンを塗って寝る」シンプルなスキンケアであるスラギングに触れながら、市販の保湿クリームともまた違うワセリンについて解説していきます!
「ワセリン」ってなあに?
ワセリンは、石油由来の混合物を脱色、精製して作られた保湿剤。
分子が大きいためお肌の内側には浸透しませんが、お肌の表面をパラフィン(石蝋)の膜でコーティングして乾燥を防いだり外気の刺激から守ってくれたりします。
石油や蝋という言葉が出てきてビックリしたかもしれませんが、ワセリンは副作用がほぼない保湿剤です!安心してください!
お肌のターンオーバーを促進する、お肌にうるおい(水分)を与える等の薬効はないですが、傷口ややけどした部分にも使えたりお肌の油分や水分を閉じ込める力が強かったりと保湿剤として特化した存在です。
また、新型コロナウイルスや花粉症など、マスク続きの日々でお疲れのお肌にもワセリンは使えます。
スキンケアやメイクの仕上げとして、顔にうすーくワセリンを塗るとマスクとお肌がこすれてしまうことを防げるのです。お試しあれ♪
「スラギング」(slugging)ってなあに?やり方は?
スラギングとは、夜寝る前の顔にたっぷりの石油ゼリー製品を顔中に塗ってから寝る韓国発祥のスキンケアのこと。
石油ゼリー保湿剤として、身近なワセリンが使用されているのです。
スラギングのために用意するものはワセリンだけ。
ワセリンだけで保湿を済ませる方もいれば、化粧水などを塗ったあとの仕上げとしてワセリンを使うタイプも……。
主流はお風呂上がりの寝る前のスキンケアとして使用されている方ですが、お家に帰ってきてから~入浴前の時間だけワセリンを塗っている状態をキープする時短バージョンもあります。
また、日中のスキンケアとして行う方も。
とにかく、保湿目的で使うものをワセリンオンリーにするスキンケアです♪
注意点
1.ものすごいべたつく
スラギングの特徴は、ヌルヌルな”ナメクジ”(Slug)が名称の由来になるほどの仕上がり。
ワセリンは一切お肌に浸透しないので、塗ったままのコテコテな状態が続きます。
ワセリンは油なので、それを全顔に塗るとなるとべたつきを嫌う方には耐えられないかもしれません。
また、寝具はその都度洗い、髪の毛が長い方は髪にワセリンがつかないように結んでから就寝すると衛生的です。
ワセリンを髪に塗ってケアする方もいるそうですが、意図せず髪がべたつくのは防ぎたいですよね……。
2.化粧品の効果を高めてしまう
ワセリンだけを塗って寝る方は良いのですが、普段のスキンケアにスラギングを加えようとしている方は要注意。
スラギングをすると、ワセリンがお肌本来の水分や油分と一緒に美容成分も閉じ込めてくれると考えられています。
じゃあ良いじゃん!
しかし、だからこそ要注意。レチノールやピーリング剤などお肌への刺激が強いと言われている成分の効果も促進してしまうため、お肌への影響が強くなってしまいます。
スラギングを行う(=ワセリンでケアをする)際は刺激の強いスキンケア商品を使うのは控えましょう。
どのワセリンが良いの?
ワセリンといったら、瓶に入った黄色いものを想像する方もいるのでは?
黄色いワセリンは、実は質が低い(既に酸化している)ワセリンなんです。
ワセリンの色が白に近いほど純度が高く、お肌の負担もなくなっていきます。特に、白いワセリンは医療現場でも使用されていて、信頼できる保湿剤です。
一番純度の高いサンホワイトは、赤ちゃんにも使えます。
↓純度で並べ替えると、以下の通りです↓
黄色ワセリンく白色ワセリンくプロペトくサンホワイト
メリット:酸化に強い
余計な成分が入っていない、クリームと違い界面活性剤がない分お肌に優しいとオリーブオイルやごま油などスキンケア用の油が出回る現在。
アーユルヴェーダというインドの伝統医学でもごま油が使われるほど。
そんな植物油たちの弱点は、お肌の上ですぐ酸化してしまうこと。
ごま油を顔に塗りたくって寝て毛穴の黒ずみを長引かせていたひめりにとっては衝撃的だった事実……。
しかし、ワセリンは市販のどの油よりも酸化しにくい、(白いワセリンなら)ほぼ酸化しないという特長があります。
精製度の低いワセリンだと紫外線で黒ずんでしまいますが、サンホワイトは軟膏容器に詰めて1ヶ月放置しても酸化しなかったという結果が出ています(商品紹介ページより)
白色ワセリンも黄色ワセリンを精製して作っているので、製品によっては酸化して黄色ワセリンに戻ってしまうことも……。
ワセリンが欲しいときにどれにするか悩んだときは、予算内に収まれば酸化に強いサンホワイト1択です!
サンホワイトを使えば、朝のスキンケアにワセリンを使っても油焼けの心配はありません!!
サンホワイトP-1 50g (チューブ)のご購入はこちらから!(Yahoo!ショッピング)ひめりも、サンホワイトP-1のチューブタイプを持っています!
チューブタイプだと、必要な量だけ取り出しやすい♡
デメリット:ベタベタで塗りにくい
じゃあ朝も保湿クリーム代わりにワセリンを使えば良いじゃない……!
ひめりは、過去に市販のクリームをやめて保湿剤をすべてワセリンに変えようとしたけど断念しました。
その決定的なただひとつの理由はベタつきが激しいから。
保湿力が高く、ほんの少量で十分なワセリン。
それでも顔中に塗ったくろうとするとかなりの量になり、その塗りにくさやベタベタになった手の拭き取りなど扱いの難しさに翻弄されてしまったのです。
だから、朝は自分で選んだ使用感の良い&お肌に負担をかけない市販のクリームを使用中……(HEMUEさんの商品に日焼け止め共々お世話になっています)
ワセリンと毛穴とニキビ
※既にニキビができている部分には塗らないようにしましょう
ワセリンは毛穴よりも分子が大きいため皮膚や毛穴の中に入ってしまうことがない「ノンコメドジェニック」。
つまり、毛穴に入り込んで黒ずみを作ったりニキビを発生させる直接的な原因にはなりません。
それでも”ワセリンでニキビができるかも”と危険視されている理由は、
「ワセリンは密封力が強いので水分だけでなく油分も外に出られなくなり、毛穴がつまるおそれがあるから」
という主張をする方もいるからです。
肌を密閉することで皮脂の分泌が活発になったり、毛穴が詰まりやすくなったりする……でも、普通の保湿クリームもお肌を密閉するための役割として塗っていますよね。
市販のクリームを毎晩塗って寝ることが世間で推奨されているのにワセリンがよくないというのは、
基礎化粧品のクリームはワセリンほど保湿力がないから塗ってもお肌の油分や水分を逃がしてしまってニキビや毛穴ができないってこと?
それだと、ワセリンを塗ると肌の汚れを出させないからやめた方が良いというのは、夜に市販のスキンケア商品を使う意味もないと言っているのと同じでは……?
仮にワセリンが毛穴詰まりやニキビの原因になるとしたら
ワセリン→保湿力が高いからお肌の水分・油分を逃がさない代わりに毛穴を詰まらせてしまう
市販のスキンケア製品→使い心地は良いけどお肌の水分や油分を閉じ込めてくれる力は無い
こういう説明になりますね。
両者を並べてみて、ワセリンだけを悪者にするのは違うんじゃないかな……とひめりは考えます。
ワセリンに関わらずなにかしらをお肌に塗って寝たら膜が張ります。
お肌の水分や油分を逃したくなくてスキンケアするのにそれが原因で毛穴がつまったりニキビができるかもなんて……悲しいですよね。
ひめり個人的には、夜寝る前はなにも塗らないことをオススメします。
それでもこのスラギングの記事を書いている理由は、ワセリンがお肌にとって安全な保湿剤だと多くの方に伝えたいからです。
夜だけの肌断食で美肌を手に入れた経緯についてはこちら→【続けるべき】ネットで賛否両論の”夜だけ肌断食”に私が大成功した訳
まとめ
スラギングはワセリンのみを塗る、または最後にワセリンをふたをするスキンケアのこと。
使用しているのがワセリンだから騒がれている話であって、理屈的には夜塗って寝るという基本のスキンケアとなんら変わりないです。
夜はグッスリ眠って、お肌をいたわってあげたいですね☆
Have a nice day……♡
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